地獄のトリオ

京都は亀屋友永の大納言という名前のお菓子です。松露（しょうろ）と呼ばれるジャンルのお菓子で、あんこ玉に砂糖衣をまとわせたものなのですが、松林に生える同名のキノコに似てるからこの名前がついたそうです。

で、これが旨い。写真撮ろうとするそばから、妻が瞬く間に2個をペロリといってしまいました。

パリっとした砂糖衣の中に、ほっこりした食感の小豆あんがぼてっと入っています。繊細な砂糖衣と、力強いあんのハーモニーがたまらんのです。一つ食べ終わると、無性に最初の一口目のパリッと感が懐かしくなって、もう一つ食べずにいられなくなるのです。中毒性のある恐ろしいお菓子です。

そして、「砂糖 X あんこ」という地獄のコンビによる甘さの波状攻撃のあとに飲む、お茶がまたサイコ－！なのです。ここに地獄のトリオの完成です。