早いもので、もうすぐ4月も終わりそうです。年々月日の経つスピードが速くなっていきますね。一体どこまでスピードアップすれば気が済むんだよ?ってくらいです。
四季の移ろいもあっという間で、季節感もくそもあったものでないですが、昔の日本人は季節感に本当に敏感だったんだなと暦を見るにつけつくづく思いますね。

二十四節季七十二候というものがあります。季節を春夏秋冬だけでなくて、24節に分けたり、さらにそれを3つに分けて72の季節にしています。

今日は、二十四節季でいうと「穀雨(こくう)」。穀物に天からめぐみの雨がたっぷりと降り注ぎ、豊かに栄養が蓄えられるそんな季節だそうです。
七十二候でいうと、「霜止出苗(しもやみてなえいづる)」。あたたくなり霜が降らなくなり、苗が育ちはじめるころだそうです。なんだか春のパワーがふつふつと内にみなぎるそんな気分になりますね。

ちなみに七十二の季節があると5日に1度のペースで季節が変わることになります。
どんだけ敏感なんだよ!?と思いつつ、ん?まてよ?鈍感すぎないか?おれ?
とふと我に返ります。

時の移ろいに対して、鈍感すぎるから、どんどん時間が過ぎていくのではないのか?
時間がどんどん通り過ぎてるのでなくて、自分が見逃しているのだけではないのか?

ということで、雑な季節感を返上しようと月に誓う「穀雨」で「霜止出苗」な夜でした。