白金高輪のしゃぶしゃぶ処「今福」です。この恐ろしい店構えをご覧ください。和牛の鬼瓦がハンパなく客を威嚇しています。

客を威嚇しないまでも、客を選ぶということは、ブランディングの本質だと思います。 ブランディングって自分を着飾ることだとばかり思っていたのですが、深く理解するにつれ、そうではないということに気づきます。自分をコントロールをするのでなく、むしろ客をコントロールすることを目的にしています。

お客さんにどう見られたいか?お客さんにどう思われたいか?お客さんにどうして欲しいか?

コントロールしたい主体はお客さんなのです。そしてどんなお客さんに来てほしいのか?お客を選ぶのです。

見てくれも、値段も、ブランドにまつわるストーリーもお客を選ぶための選別手段なのです。
「客を選ぶこと」。それがブランディングの本質でないかと思うのです。

そんなことを、この客を威嚇する店構えを見ながら考えるのでした。